【和裁教室】はじめてさんに人気の課題  2023 Best3! 1回で完成編

『着物って手で縫ってるんですか?!』

『超!不器用ですが大丈夫でしょうか・・・・?』

『何から始めればいいですか?』

このところ新規の和裁教室に関するお問い合わせを多数頂戴しております。ご年齢も幅広く、いろんな方がご興味をお持ちくださりとても嬉しく思います。冒頭は2020夏から和裁教室をはじめていままでにお客様とお話しする中で比較的多くご質問いただいた内容の一部です。

このブログを書いておりますのは和裁教室に関しては単なる窓口、和裁の技術に関しては素人の店主なのですが、一つ目の『着物って手で縫ってるんですか?!』のご質問に最初はかなり驚いてしまいました。ですがそのご質問が一度や二度ではなくなってきた頃、よくよく考えればそんなものかと納得しました。今はプレタの浴衣は海外でのミシン仕立がほとんど、着物が日常着だった時代は目にしていたであろう着物をお家で解いたり繕う姿も目にすることもない現在では無理もないことなのかもしれません。ご質問の文面のみですと声の表情もわからずで、捉え方が人によって様々になりそうですが、実際私がお話しをお伺いした皆さんは手縫いであることに関して好意的に前向きにとらえられている方ばかりでした。「これをすべて手縫いなんてすごい技術!」「ミシンが家にないので手縫いでよかった」「とにかく何か手仕事を習ってみたかったのではじめてみたい」などなど。

二番目の『超不器用ですが大丈夫でしょうか?』というご質問はほとんどの方がされるかも?というくらい皆さんよく口にされます。当店の和裁教室は9割以上が当店が初めての和紙教室という生徒さんです。続くかどうか不安…という方もいらっしゃると思いますので入会金はいただいておりませんのでまずは1回お気軽にご参加いただけましたら幸いです。

三番目の『何から始めればいいですか?』というご質問もよくいただきます。当店の和裁教室はカリキュラムはなく課題は応相談、入会金なし、回数自由。思い立った時に始めてご自身のペースで続けていただけるようにという思いからですが、縛りがなさすぎてかえってはじめの一歩を迷われている方が多くいらっしゃるのかもしれません。その点は私の発信力不足を反省しております。そこで今回はちょっぴり和裁に興味があるという方におすすめの課題をご紹介していきたいと思います。BEST3と大げさに掲げておりますが店主の考えた勝手なランキングですのでご参考までに。

 

和裁教室はじめてさんにおすすめの課題 2023 Best3! 1回で完成編

【おすすめ①手ぬぐいでつくるあづま袋つくり】 

ご自宅にある手ぬぐいや解いた浴衣のハギレからあづま袋をつくってみませんか?手ぬぐいでつくるとちょうどパン屋さんでお買い物にしたときにちょうどいいサイズのコンパクトサイズ。縦×横1:3くらいの比率の手縫いができる生地なら手ぬぐい以外でもOK!手間は増えますが四角い生地を3枚繋いでも素敵なあづま袋ができますよ。※下の写真は遠州棉紬のハギレ3枚で作成

エコバッグとして利用するならやはり洗える素材がベストですし縫いやすいですが、かごバッグなどのバッグインバッグとしてあまりお洗濯の必要のない袋物としておつくりになる場合は思い出の着物を解いた絹素材で縫ってみても素敵です。材料に関しましては和裁教室材料用として一部オンラインでも販売しておりますし、実店舗にも多数ご用意しておりますのでお気軽にお問い合わせください。

 

【おすすめ②お気に入りの生地から腰ひもつくり】

 着付け小物としての腰ひも、みなさんはどんなものをお使いですか?着用後には見えない着付け小物ですので白やピンクのモスリンの腰ひもがよく使われていますが、お好みの生地からお好きな長さで作ってみたら着付けももっと楽しくなも?!着物でお家仕事時のたすき掛け用なら思いっきり個性的な生地で作ってみたいですね。

必要な生地の長さの目安は巾12cm×230cm(長さはお好みで!)長さが足りない場合は2種の生地を接いで作っても面白い腰ひもが完成しますよ。

おすすめ③お好きな生地から半衿つくり&半衿付け

 着物を着はじめるとついてくる半衿付け問題。本や動画を見ながら、または自己流でやってはみるけど一度きちんと習ってみたい!という方に好評の半衿付け。ご自身サイズの長襦袢はもちろん、うそつき衿や半襦袢、Tシャツ型の襦袢や二部式襦袢など皆様ご自身の着物ライフに合った襦袢で半衿付けレッスンされています。半衿も市販の半衿以外でも手ぬぐいを半衿にしたり、お気に入りの生地をお持ちいただき裁断する半衿つくりからされる方も。生地がたくさんあればお揃いであづま袋などにしても素敵ですね。

 

1回のレッスンでできる課題はもちろん上記以外にもできることいろいろございますが、上記3つはご自宅にあるハギレ等を生かしてはじめられる課題としておすすめしております。いままでお客様のご意見から生まれた課題もございますので『こんなのできますか?』等のご意見大歓迎です。是非お気軽にお声がけくださいませ。

和裁教室に関しては今までTwitter(現X)で時々ご紹介しておりましたが、今後はこちらのblogからも教室の様子やおススメ課題、生徒さんのご紹介などをしてまいりますのでお楽しみに!

 

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