お月見手ぬぐい販売中

今年の十五夜は9月29日、十三夜10月27日

藪から棒にすみません。『お月見泥棒』ってご存じですか?ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に説明すると十五夜に月の使いとされる子どもたちがご近所をわまりお月様の代わりに“お供え物お供え物をこっそりちょうだいする風習です。北関東の山間部で生まれ育った私はある年齢までこの風習が全国的な秋の風物詩と信じて疑っておりませんでした。しかし進学のために上京後、友人にふとしたきっかけで幼少期の『お月見泥棒』の想い出について語ったことで『お月見泥棒』がかなりローカルな風習であることを知ったのです。

その場で私の話を聞いてくれた複数の、それぞれ秋田・山梨・熊本・東京出身の友人たちが誰一人として『お月見泥棒』についてその存在を知らず『何それおもしろいね!』『初めて聞いた~』と面白がってくれました。『お月見泥棒』について調べてみましたら福島県・茨城県、群馬県、愛知県、三重県、和歌山県、宮崎県など一部の地域の風習のようですが今でも続いているでしょうか。

ハロウィンが日本に上陸したころ、『お月見泥棒』にちょっと似ているな、と思いましたが、堂々と玄関口から「Trick or treat(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と訪問するハロウィンに対して『お月見泥棒』は縁側にこっそり忍び寄り『泥棒する』スタンスなのでよりスリリングです。あまり娯楽のない時代と地域でしたので幼い私には楽しみな行事で『十五夜晴れますように』てるてるぼうずを作ってお祈りをしていました。可愛かったな、私。そんな幼い遠い日のことを思い出すことはあまりなかったのですが、ここ数年この季節になるとふと思い出します。歳を取った証拠ですね。皆様の故郷にもその地ならでは、その季節ならではの風物詩がおありでしょうか。機会があれば是非お聞かせいただきたいです。今度図書館で地域の風習についての書籍を探してみようかと思います。読書の秋ですしね、うん、そうしよう。毎日あわただしく過ごしていて最近季節の行事をきちんと意識できておりませんでしたが、今年の十五夜・十三夜はお月見はできたらなと思います。

にじゆらさんの手ぬぐいもお月見柄がそろっています。お部屋に一枚インテリアとして・ちょっとおした贈り物にもおすすめです。実店舗・on-lineshopで販売しております。ほぼほぼ個人的な思い出話で終わってしまいましたがにじゆらさんのてぬぐいとれもとても素敵ですので実物をご覧になられたい方は実店舗で直接お手に取ってご覧くださいませ。

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